酸素ひと筋。開発者の想い。 小さな命の愛おしさ。この仕事に恵まれて。 テルコム株式会社 代表取締役社長 小林照男

小動物には、小動物のための酸素吸入を。

酸素ハウスを世に送り出して、5年・・・。

日頃、「こんな素晴らしい物を作ってくださって・・・」と、涙を流しながら喜んでくださる方が大勢おられます。ご利用くださった方々から、ほとんど例外なく、満足のお声やお礼の言葉をいただきました。今、私は、この仕事に恵まれたことを、とても幸せに思っています。

私は、1962年、国立病院などへ酸素流量計を納入する会社を創業し、以降、一貫して病院用の酸素吸入関連機器を製造して参りました。2002年(H14年)に、その会社の社長を退いた後、現在のテルコム株式会社を創業し、今度は一転して、動物専用の酸素吸入装置を製造することになりました。ペット産業の将来を見越して、新しいビジネスモデルをつくろうなどと思って始めたわけではありません。また、動物愛護の高邁な思想をもって、ボランティア精神で始めたわけでもありません。

人間に比べ、動物の酸素吸入機器の遅れを痛感したからです。「もっとちゃんとした物を作ろう」と思い立ち、興味半分で、趣味の延長線のような気持ちで開発に取り組んだのが、正直な動機です。
ヒト用の酸素吸入装置を半世紀近く開発・製造してきた経験から、酸素吸入のあるべき姿は何かを知り尽くしているという自負がありました。小動物用の酸素吸入は、人とは違うのだということもよくわかります。

そして、彼等をわが子のように慈しむ飼い主さんの気持ちも痛いほどわかります。
私自身、犬と共に、長く暮らしてきましたから。



飼い主さん、動物たちの気持ちに寄り添って。

1年ほどして製品は完成しましたが、獣医さんからは嫌がられるビジネスだと思い、覚悟はしていました。在宅用の酸素ハウスは、病院で入院治療している動物を自宅に連れ帰ってしまうのですから・・・。いわば、営業妨害です。

ところが、思いもかけず、営業を開始して以来、5年。現在、全国では1,000以上の動物病院が「家でご一緒に過ごしなさい」といって、飼い主さんに酸素ハウスを紹介してくださっているのです。
「心優しい獣医さんが多いのだな」と実感しています。現在、600台ほどの器械が、全国どこかの大切な家族のために貸し出されています。

事業としてスタートしてから、日々、貴重な勉強をさせてもらっています。当初は、技術的に恥じない良い器械を作って提供することこそ我々の使命であり、そこに全力投球すれば良いのだと考えていました。

それに、レンタル業ですから、「ご注文に応じて装置をお届けさえすればよい」と思っていました。でも、そうではないことがわかってきました。

酸素ハウスを利用する動物たちや飼主さんは、一匹一匹、お一人お一人が、未経験の方がほとんどです。そして、動物たちの体の調子は常に変わります。心は、不安でいっぱいです。
器械をお届けするだけではない、その後のフォローが、何よりも大切だと知りました。器械をお届けするのは、誰でも出来ます。けれど、納入後も何かとご相談を受け、適切なアドバイスができることがとても重要です。一番、心がけねばいけないことです。

そのため、一生懸命、飼い主さんの気持ちに添えるよう、お応えできるよう、スタッフ一同、日々努力し、研鑽しています。全国の担当代理店も、みんな想いは同じです。みんな、動物が大好きです。
この事業はレンタル業ではなく、心を伝える事業だと思っています。

酸素ハウスの技術的革新性が認められ、新聞やテレビなどでも沢山報道されました。横浜市・神奈川県・経済産業省からも、表彰されたり補助金をいただいたりもしています。
それらの情報を得た投資顧問会社などからは、株式上場も持ちかけられましたが、お断りしています。
この仕事は、利益を出して株主に還元するような、利益追求を目的にした会社とは性格が違うと思います。

お約束します。今後も微力ですが、小さなお友達と一緒に頑張ります。真面目に精一杯努力します。皆さんの応援を、宜しくお願いいたします。

テルコム「酸素ハウス」のテクニカルデータをPDFでご覧いただけます。


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